アルテミスステークス2026 データ分析
東京競馬場 芝1600m(左回り)/2歳牝馬G3・馬齢 2026年10月24日(土) 📋 1. レポートの要約 🔥「過去10年の勝ち馬10頭は全部、前走1着でキャリア2戦以内」 過去10年のアルテミスステークスを勝った10頭は、全頭が前走で1着になっていました。デビューから走ったレースの数(キャリア)も、全頭が2戦以内です。3戦以上走ってからここへ来た23頭は、2着1回と3着2回があるだけで、1頭も勝っていません。最後の600mのタイム(上がり3F)が出走馬で最速だった10頭は、9頭が3着以内に入っています。 【超要約】 勝ち馬10頭は全部、前走1着でキャリア2戦以内。3戦以上の23頭は0勝 1番人気は4勝の一方で、半分の5回は3着を外した。2番人気は10年で9回3着以内 前走1800mから距離を縮めた26頭で6勝。前走1600mの69頭は4勝 上がり3Fが最速だった10頭は、9頭が3着以内 前走を勝った94頭のうち、3着以内に残るのは4頭に1頭。残る馬を見分ける物差しは本文で レース概要 📍 東京芝1600m・左回り。2歳牝馬限定のG3 📍 背負う重さが年齢だけで決まる馬齢戦。斤量(背負う重さ)は2023年から55kg(2022年までは54kg) 📍 過去10年は9〜18頭立て。直近5年はすべて10頭か11頭 📍 集計は2016〜2025年の10年。10回とも東京芝1600mで行われた 秋の東京で行われる、2歳牝馬の重賞です。出走した125頭のうち83頭、およそ3頭に2頭は、前走が新馬戦か未勝利戦でした。 勝ち馬の条件ははっきりしていて、前走1着とキャリア2戦以内の2つです。この2つのどちらかを外した馬は、10年で1頭も勝っていません。 ただ、この条件は思ったほど馬を絞ってくれません。125頭のうち前走1着は94頭で、4頭に3頭にあたります。キャリア2戦以内も102頭いて、どちらも出走馬の大半が満たします。そして94頭のうち3着以内に残ったのは24頭、4頭に1頭です。 人気を頼りにしようにも、1番人気は10年で4勝した一方、5回は3着にも入りませんでした。 前走で1着だった馬が1年あたり9頭あまり並ぶ中で、どの「1勝」を信じればいいのでしょうか。 💰 2. 配当傾向と人気のデータ 🔥「1番人気が3着を外した5回は、三連単がすべて4万円超え」 1番人気が3着以内に残った年と外れた年で、三連単の配当ははっきり2つに分かれます。表は右端の「人気順」(1着・2着・3着の馬の人気)と三連単を並べて見てください。 📊 配当(過去10年) 年 馬場 勝時計 単勝 三連単 人気順 25 稍 1:33.8 390円 70,480円 2 9 3 24 良 1:33.8 470円 42,370円 3 7 2 23 良 1:33.6 150円 2,050円 1 2 4 22 良 1:33.8 790円 14,700円 3 1 6 21 良 1:34.0 2,190円 164,230円 7 2 8 20 良 1:34.9 350円 8,080円 1 2 3 19 良 1:34.3 130円 2,020円 1 2 5 18 良 1:33.7 1,360円 64,280円 6 5 2 17 良 1:34.9 440円 308,150円 2 13 4 16 良 1:35.5 240円 5,670円 1 2 5 1番人気が3着以内に入らなかったのは、25年・24年・21年・18年・17年の5回です。この5回は三連単がすべて4万円を超えていて、21年は164,230円、17年は308,150円まで跳ねました。反対に、1番人気が3着以内に残った5回は、三連単の最高でも14,700円(22年)にとどまります。直近の2年は、続けて1番人気が3着を外しています。 1番人気が崩れた5回は、5回とも2番人気が3着以内に残っていました。 直近5年の1〜3着では、7番人気や9番人気の馬が2着に入った年があります。人気の列を見てください。 年 勝ち馬 人気 2着 人気 3着 人気 25 フィロステファニ 2 ミツカネベネラ 9 タイセイボーグ 3 24 ブラウンラチェット 3 ミストレス 7 ショウナンザナドゥ 2 23 チェルヴィニア 1 サフィラ 2 スティールブルー 4 22 ラヴェル 3 リバティアイランド 1 アリスヴェリテ 6 21 サークルオブライフ 7 ベルクレスタ 2 シゲルイワイザケ 8 着別度数の「4 1 0 5」は、1着4回・2着1回・3着0回・4着以下5回という意味です。表は複勝率(3着以内に入った割合)の列を、いちばん下の全体と比べてください。 📊 人気別(過去10年) 人気 着別度数 勝率 複勝率 1番人気 4 1 0 5 40.0% 50.0% 2番人気 2 5 2 1 20.0% 90.0% 3番人気 2 0 2 6 20.0% 40.0% 4〜5番人気 0 1 4 15 0.0% 25.0% 6〜9番人気 2 2 2 34 5.0% 15.0% 10番人気以下 0 1 0 34 0.0% 2.9% 全体 10 10 10 95 8.0% 24.0% 出走した馬全体の複勝率は24.0%です。2番人気はこれを大きく上回る90.0%で、10回走って3着を外したのは22年の1回だけでした。 1番人気は勝率40.0%と勝ち切る力を見せる一方、複勝率は50.0%にとどまります。2着は1回、3着は0回で、10回のうち9回は勝つか3着にも入らないかのどちらかでした。 6〜9番人気からは2頭が勝っています。サークルオブライフ(21年・7番人気)と、シェーングランツ(18年・6番人気)です。10番人気以下の35頭で3着以内に入ったのは、17年に13番人気で2着したサヤカチャンだけでした。 買い目の考え方 :3着以内の軸(中心に据える馬)には2番人気が向いています。1番人気は頭(1着)か消しかの二択で、崩れた年は三連単が4万円を超えています。相手(ヒモ)は6〜9番人気まで取り、10番人気以下は35頭で3着内1頭なので切ります。 🏟️ 3. コースの特徴・枠順・東西 🔥「関西馬の複勝率は37.0%、関東馬は14.3%。枠の差はほとんどありません」 東京芝1600mは左回りのコースです。過去10年は9〜18頭立てで、18頭がそろったのは16年の1回だけでした。直近5年はすべて10頭か11頭で、少ない頭数のレースが続いています。 枠による差は小さく、8つの枠の複勝率はすべて14.3〜28.6%に収まっています。表は複勝率の列を見てください。 📊 枠番成績(過去10年) 枠 着別度数 勝率 複勝率 1枠 0 1 2 9 0.0% 25.0% 2枠 2 1 1 10 14.3% 28.6% 3枠 0 2 1 11 0.0% 21.4% 4枠 1 1 0 12 7.1% 14.3% 5枠 1 0 2 11 7.1% 21.4% 6枠 1 2 1 12 6.3% 25.0% 7枠 2 1 2 15 10.0% 25.0% 8枠 3 2 1 15 14.3% 28.6% 8枠は21頭で3勝していて、勝ち星だけなら8つの枠でいちばん多くなります。ただ、2枠も14頭で2勝していて、勝率は8枠と同じ14.3%です。外枠が有利とまでは言えません。 4頭ずつに区切った馬番でも、内と外の差は小さく出ています。見てほしいのは出走の列で、13番より外を走った馬は10年で16頭しかいません。 📊 馬番成績(4頭区切り・過去10年) 馬番 着別度数 出走 3着内 1〜4番 3 3 3 31 40 9 5〜8番 2 4 5 29 40 11 9〜12番 2 3 1 23 29 6 13〜16番 3 0 1 10 14 4 17〜18番 0 0 0 2 2 0 13〜16番からは3頭が勝っています。リスグラシュー(16年・16番)、ソダシ(20年・14番)、ラッキーライラック(17年・13番)です。走った馬が14頭と少ないので、外の馬番が得だとまでは読めません。 所属による差は、枠よりずっとくっきり出ます。比べるのは複勝率の列です。 📊 東西成績(過去10年) 所属 着別度数 勝率 複勝率 関西馬 6 6 8 34 11.1% 37.0% 関東馬 4 4 2 60 5.7% 14.3% 地方所属 0 0 0 1 0.0% 0.0% 関東の競馬場で行われるレースなのに、3着以内の30頭のうち20頭が関西馬です。関西馬は54頭で3着内20頭、関東馬は70頭で3着内10頭でした。走った数は関東馬のほうが多いのに、3着以内の数では関西馬が倍になっています。 前走が阪神だった馬も、12頭で3着内7頭とよく走っています。阪神を走ってから東京へ来る馬は、遠征だからと割り引く必要はありません。 🏃 4. 脚質・ペース 🔥「上がり3F最速の10頭は9頭が3着以内。勝ち馬10頭は全部が上がり4位以内」 10年のうち6回は、最後の600mが最初の600mより1秒以上速いスローペースでした。前半はゆっくり進んで、最後の直線で一気に速くなるレースが多いということです。表の「差」は、上がり3Fから前半3Fを引いた秒数です。 📊 ペース(過去10年・前半3F → 上がり3F) 年 前半3F 上がり3F 差 判定 逃げ馬の着順 25 35.2 34.5 0.7 ミドル 5着 24 35.1 33.6 1.5 スロー 2着 23 35.9 33.6 2.3 スロー 5着 22 35.8 33.8 2.0 スロー 3着 21