🐴歴代の秋華賞馬と比較!モンローウォークは本当に強いかを証明|秋華賞2026 予想メモ②(人気3頭の検証と陣営の話)
京都競馬場 芝2000m/G1 2026年10月18日(日) 秋華賞の人気3頭を検証した動画の中身を、読める形にまとめました。枠順も最終追い切りもまだ出ていないので、結論は出しません。オッズと人気はすべて想定です。動画はこちらです。 https://youtu.be/5ZAw4m5nCF8 📊 1. 能力は、足りている 🔥「想定1番人気のモンローウォークは、過去の秋華賞の上位馬と並べて上から3番目」 モンローウォークは4戦4勝ですが、春のG1には1度も出ていません。ローズステークスで負かした相手も、オークス7着のエンネです。それで能力が足りていると言えるのか。過去7回の秋華賞で1〜3着に来た21頭と、秋華賞の前までの数字で並べました。 数字は私の真速指数で、走ったタイムを距離と馬場で測り直した、オリジナルの能力指数です。高いほど速い馬です。本番で自己最高を出す勝ち馬が多いので、過去の馬も秋華賞の前までの数字にそろえました。見るのは、この1年の走りから出した4つの数字です。 いまの力 :この1年の走りの総合点。新しいレースほど重く見ます。いまの実力です 1年のベスト :この1年でいちばん速かった走り。力の上限です 2番目に高い数字 :この1年で2番目に速かった走り。ベストがまぐれでないかが分かります 前走 :いちばん新しい走り。いまの調子です 年 馬 いまの力 1年のベスト 2019年 クロノジェネシス 63.4 65.3 2023年 リバティアイランド 61.5 65.7 2026年 モンローウォーク 61.2 63.5 2025年 エンブロイダリー 59.8 68.8 2021年 アカイトリノムスメ 57.4 60.9 2026年 ドリームコア 57.3 60.5 2024年 チェルヴィニア 57.0 61.8 2020年 デアリングタクト 56.4 59.9 2022年 スタニングローズ 55.4 58.4 2026年 エンネ 55.1 58.8 (過去7回の勝ち馬と、今年の3頭) 真速指数の一覧(今年の登録18頭+参考) 順 馬名 いまの力 1年のベスト 2番目に高い数字 前走 1 モンローウォーク 61.2 63.5 61.9 61.9 2 ラベルセーヌ 59.8 63.8 60.4 63.8 参考 スターアニス 59.8 64.7 64.1 64.7 3 カナルサンマルタン 57.5 60.2 55.2 60.2 4 ドリームコア 57.3 60.5 57.3 57.1 5 スウィートハピネス 57.0 60.2 57.7 57.7 6 ギャラボーグ 56.8 59.8 55.2 59.8 7 マスターソアラ 56.2 57.5 57.1 57.5 8 ハヤブササキチャン 56.2 60.3 55.8 55.8 9 エンネ 55.1 58.8 54.1 58.8 10 サムシングスイート 54.6 56.5 56.3 56.5 11 バースデイフライト 54.0 56.1 55.1 52.1 12 タイセイボーグ 52.8 57.4 56.1 48.9 13 スマートプリエール 52.8 54.7 54.3 54.3 14 テイエムアイラン 51.6 55.5 52.1 55.5 15 ガーネットフレア 51.2 58.5 51.7 58.5 16 ナイスプレーアスク 51.2 58.8 54.6 50.2 17 ロザーンジュ 50.8 53.2 51.5 53.2 18 フェスティバルヒル 48.3 51.9 48.3 48.3 参考のスターアニスは桜花賞馬で、秋華賞には出ません。過去7回の1〜3着馬21頭の真ん中は、いまの力が57.4、1年のベストが61.5、2番目に高い数字が59.7、前走が60.0です。この線を越えているかどうかが、読むときの目安になります。 モンローウォークは4つの物差しすべてで、過去の上位21頭の真ん中を越えました。いまの力で上にいたのは、クロノジェネシスとリバティアイランドだけ。三冠馬デアリングタクトや、去年の勝ち馬エンブロイダリーより上です。 並ぶとまでは言いません。1年のベストは、この2頭に届いていないからです。それでも、4つとも上位で、低い数字が無い。これが強みだと見ています。 🌹 2. ローズステークスの相手は弱かったのか 🔥「つけた差は、過去8年のローズステークスでいちばん大きい」 2着エンネのレース前の数字は52.7で、過去8年の2着馬でいちばん低い数字でした。ただ、モンローウォークがつけた差は3.1。これも8年でいちばん大きい差です。 戸崎騎手は9月13日のレース後に「直線ではステッキを使っていません」と話し、2着の坂井騎手も同じ日に「勝ち馬が強過ぎました」と認めています。ムチを入れずに8年でいちばんの差ですから、勝ち方そのものが強い。 去年8月の新馬戦を勝ったあと、骨折で10か月休み、春のクラシックは走っていません。復帰した今年の6月は馬体重が22キロ増えていて、函館で2連勝、ローズステークスまで4戦4勝です。 ⚖️ 3. 足りていても、負ける年がある 🔥「4つの物差しを全部越えた1番人気は、過去7回で4頭。勝ったのは1頭だけ」 4つとも越えていた1番人気は4頭いて、勝ったのは2023年のリバティアイランドだけ。残る3頭は8着、10着、16着でした。能力が足りているのは、勝つための入口でしかありません。 モンローウォークにとって、2000mも京都も多頭数もG1も初めてです。残る問いは、初めての条件をこなせるかどうか。上村調教師は10月7日の1週前追い切りのあと、「舞台に不安はないし、普通に走れば結果はついてくる」と言い切っています。数字と勝ち方がそろっているので、私はこの馬を信じてみたいと思っています。 🐧 4. 人気3頭の陣営の温度 🔥「強気、上向き、慎重。3つの陣営で温度が分かれた」 馬 想定人気 陣営の温度 陣営の言葉 モンローウォーク 1番人気 強気 「普通に走れば結果はついてくる」 エンネ 5番人気 上向き 「今は位置を取れるので舞台は問題ないでしょう」 ドリームコア 2番人気 慎重 「このままでは良くない」 モンローウォーク(強気) 線の細い馬で、陣営が気にしていたのは馬体重と体調の変化でした。上村調教師は10月12日に「栗東の環境にもだいぶ慣れて対応してきている」と話し、10月11日には「ファインモーションを超える存在になってほしい」とも。ファインモーションは2002年に無敗で秋華賞を勝った名牝です。 エンネ(上向き) 春はスタートが課題でした。オークスは出遅れて最後方から、上がり最速で勝ち馬と0.3秒差の7着。坂井騎手は5月24日に「ゲートで後手を踏んでしまったのが痛かったです」と悔やんでいます。秋から着けたブリンカーは、視界を狭めて前に集中させる馬具。ローズステークスはスタートを決めて、4番手から2着に粘りました。 10月10日は栗東のウッドで3頭の併せ馬をして最先着。吉岡調教師は「乗り手も『ローズSの前より良くなっている』と言っていました」と話しています。数字は2022年の勝ち馬スタニングローズのすぐ下で、秋華賞馬のいちばん下の組です。 ドリームコア(慎重) 5月20日、この馬を管理していた萩原清調教師が亡くなりました。オークスの4日前です。 馬は別の陣営に預けられてオークスに出走し、勝ち馬とクビ差の2着でした。夏に今の陣営へ移り、9月1日、田中調教師は「結果を出して天国の萩原先生に届けたい」と話しています。 秋の初戦の紫苑ステークスは、重馬場で1番人気の3着。ルメール騎手は9月6日に「1600メートルを使った方がいいかもしれません」と距離を挙げ、田中調教師は「重たい馬場で力みがあって、最後バテたので、敗因は明白です」と馬場を挙げました。答えは今回の2000mで出ます。 10月8日の1週前追い切りのあと、田中調教師は「重さがなかなか取り切れない」「このままでは良くない」と明かし、同じ日に「条件は前走よりはいいと思います」とも話しています。オークス2着馬は2017年から7頭出て6頭が3着以内です。数字は2024年の勝ち馬チェルヴィニアと同じあたり。最終追い切りのあとの言葉で、もう一度確かめます。 🔎 5. 人気3頭のほかに届いている馬 🔥「4つとも真ん中を越えた馬は、今年は2頭だけ」 登録18頭すべてを、同じ4つの物差しで測り直しました。4つとも越えたのは、モンローウォークと、想定4番人気のラベルセーヌです。ラベルセーヌは1年のベストも前走の数字もモンローウォークより上で、前走は63.8、モンローウォークは61.9でした。 次に近いのは、スイートピーステークスを勝った想定8番人気のカナルサンマルタンで、2つ越えています。ただ、高い数字は前走の1本だけ。5か月半ぶりの今回で、2本目が出るかどうかです。ドリームコアとエンネは、越えた物差しがゼロでした。 過去7回のうち、4つとも越えた馬がいた年は5回あり、その5回とも、そういう馬の中から2着以内が出ています。数字が足りない馬が上位に来た年もありますが、越えた馬がいない年でした。今年は越えた馬が2頭いる年です。1番人気だけを見ていては足りません。 結論は、枠順と調教を見てからあらためてお届けします。