🐴ロブチェン3冠ピンチ?|神戸新聞杯2026 週アタマ検討会のまとめ
阪神競馬場 芝2400m(右回り・外回り)/3歳G2・馬齢 2026年9月21日(月・祝) 月曜に公開した週アタマ検討会の中身を、読める形にまとめました。枠順も当日の馬場もまだ出ていないので、ここでは結論を出しません。オッズと人気はすべて月曜時点の想定です。 📋 1. 先週、ダービー上位3頭がそろって着外に沈んだ 🔥「ロブチェンが負かしてきた相手が、先週そろって負けた」 先週のチャレンジカップとセントライト記念で、日本ダービーの3〜5着馬がいずれも惨敗しました。 ダービー 馬名 先週のレース 着順 3着 バステール セントライト記念 13着 4着 ゴーイントゥスカイ セントライト記念 6着 5着 マテンロウゲイル チャレンジカップ 5着 3頭とも馬券圏外です。これは春のクラシックのレベルが怪しいのかもしれない。そう考えると、神戸新聞杯で見ておくべきは、2冠馬ロブチェンを逆転できる馬のほうです。 ただし、勝って兜の緒を締めよ、と言います。今週、緒を締め直すのは勝ったロブチェンではなく、ダービーでロブチェンに負かされたライバルたちのほうです。 📊 2. 想定人気と、勝率システムの数字 🔥「想定1.6倍のロブチェン、システムが出した勝率は23.1%」 想定人気 馬名 騎手 想定オッズ 勝率 1 ロブチェン 松山 1.6倍 23.1% 2 コンジェスタス 西村淳 7.1倍 13.2% 3 グリーンエナジー 戸崎 10.7倍 9.6% 4 ゴーラッキー ルメール 11.7倍 8.7% 5 アルトラムス 岩田望 15.6倍 7.6% 6 カフジエメンタール 坂井 17.7倍 4.5% 7 エムズビギン 武豊 18.3倍 11.2% 8 ショウナンハヤナミ 池添 31.2倍 4.4% 9 ナリタエスペランサ 未定 37.0倍 3.6% 10 カムアップローゼス 北村友 67.8倍 2.2% 11 エイシンインアウト 横山琉 71.6倍 2.2% 12 シートゥサミット 酒井 77.0倍 2.4% 13 メイショウナルカミ 未定 128.7倍 5.4% 14 ベルウッドバイオ 未定 339.5倍 2.0% 想定1番人気のロブチェンが1.6倍。勝率システムが出した勝つ確率は23.1%で1位、2位がコンジェスタスの13.2%です。あれだけの人気のわりに、システムは控えめです。3位には想定7番人気のエムズビギンが11.2%で入っています。 もう1つ、直近5走の指数を見ると、2位に人気のない馬がいます。 順位 馬名 想定人気 直近5走の指数 1 ロブチェン 1番人気 51.58 2 エイシンインアウト 11番人気 49.38 3 シートゥサミット 12番人気 47.66 4 コンジェスタス 2番人気 46.63 エイシンインアウトは想定11番人気で、直近5走の指数は49.38。上にいるのはロブチェンの51.58だけです。勝率は低いのに、指数だけは上位。気になる存在です。 🏟️ 3. 阪神で行われた10回の型 🔥「勝ち馬はすべて1〜3番人気。上がり6位以下は81頭で勝ち星ゼロ」 2020年から22年と24年は中京の2200mで行われました。今年は去年に続いて阪神の2400mなので、阪神で行われた10回で見ます。舞台が違うと別物です。2022年の中京は12番人気が2着に来て3連単45万円でしたが、阪神の年はいちばん荒れても3万4690円でした。 🔒 阪神の10回、勝ち馬はすべて1〜3番人気。1番人気の連対率は80% 🔒 上がりが1位か2位の馬で9勝。上がり6位以下は81頭で勝ち星ゼロ 🔒 前走がダービーだった馬が44頭で9勝 阪神の外回りは最後の直線が473.6mあり、しかも残り200mから急な上り坂です。上がりが効くのはそこです。最後に速い脚を使えないと、勝負になりません。 頭で狙う3つの条件 は、前走が日本ダービー、想定1〜3番人気、キャリア5〜7戦。今年これが3つそろうのは、ロブチェンと想定3番人気のグリーンエナジーの2頭だけです。 穴 は、阪神の10回で4番人気以下から勝った馬はいません。中京の年も含めた過去5年で、6番人気以下の3着内は3頭。その3頭の前走はすべて夏の条件戦で、阪神で行われた年の穴馬は前走を勝ってきた馬ばかりです。穴は勝ち切るところまでは届かない、というのがこのレースの形です。今年、想定6〜8番人気で前走を勝ってきたのはカフジエメンタール(熊野特別の勝ち馬)です。 🐧 4. 気になる馬 ゴーラッキー(想定4番人気・11.7倍) 父キタサンブラック、母ジェットセッティング、母父ファストカンパニー。鞍上はルメール騎手の予定です。 2勝クラスを突破している数少ない馬の1頭で、ルメール騎手が乗るのでチェックせざるを得ない1頭です。ニュージーランドトロフィーは敗退しましたが、マイルと距離が短かったこともあります。G1馬を出したメンバーで6着なら、ある程度は格好をつけた形です。2着のロデオドライブは、そのあとNHKマイルカップを勝っています。 6月の香港ジョッキークラブトロフィーでは、古馬相手に1分57秒9の好時計で勝利。コンフォルツァ、マイネルアレスと、このクラスで上位の馬に完勝しているあたりも期待値が高い。想定4番人気と人気も納得で、長距離が得意なルメール騎手が乗るのもあり、見逃せない1頭です。 エイシンインアウト(想定11番人気・71.6倍) 父サトノダイヤモンド、母トピカ2、母父ウィッパー。鞍上は横山琉人騎手の予定です。 札幌の1勝クラス特別戦、ルスツ特別で強い勝ち方をしました。7月5日の未勝利戦を勝利とかなり遅い段階の勝ち上がりでしたが、この夏に一気に成長を遂げた可能性があります。 ルスツ特別では大外を回って距離ロスが生じた状態から、11番手→3コーナー9番手→4コーナー2番手と大まくり。最後は上がり33秒9の末脚で0.8秒ぶっちぎるという内容でした。パフォーマンス的には2勝クラスを優に突破できる評価です。ラスト3ハロンのラップも最後まで加速していて、素質の伸びしろはまだまだある可能性があります。 今回はスローペースになることが必至で、逃げそうなゴーラッキーとともに、道中で一気に動けるポテンシャルを持ったこの馬を評価したいところです。 コンジェスタス(想定2番人気・7.1倍) 父コントレイル、母キラモサ、母父アラモーサ。 無敗で京都新聞杯を制し、期待されたものの、晴れの舞台の日本ダービーを9着と敗退した馬です。まず、京都新聞杯はまごうことなきハイレベルレース。ダービーに挑戦していれば……と思わずにはいられない大器ベレシートを、ハイペースの後方有利という支援を受けながらも上がり最速で差し切りました。そのベレシートは、ロブチェンを共同通信杯で破り、皐月賞2着のリアライズシリウスとも僅差。G1レベルの強豪に勝ちきった実力は評価すべきです。 本番のダービーは、中団から伸びかけたところで、バステールの斜行からリアライズシリウスを巻き込んではじまった連鎖不利の被害者。脚を使うべきところで進路をカットされ、抗うことができずの結果でした。実際の着順は9着ですが、0.4秒差。スムーズであればもう少しなんとかなったのでは、と京都新聞杯の一瞬の伸び脚を見ると思わずにはいられません。 というわけで、今回この馬は打倒ロブチェンの最右翼と見ています。セントライト記念ではダービー上位組が敗退しましたが、バステールは不利の原因を作った馬ですし、いずれも不利の影響がないタイプ。コンジェスタスには本物であることを見せてほしい。コントレイル産駒は、いまのところ2400mぐらいが一番強いですし。 カムアップローゼス(想定10番人気・67.8倍) 父リオンディーズ、母クライミングローズ、母父マンハッタンカフェ。 先週のセントライト記念で大穴を開けたジャスティンシカゴは、フリージア賞組です。紫苑ステークスでファムクラジューズが負けた時点で、フリージア賞がハイレベルだったことをすっかり忘れていました。超重馬場の紫苑ステークスでは力を出しきれなかったのも仕方ありません。 カムアップローゼスは、そのフリージア賞組の3着馬。ハイレベルだった京都新聞杯を中団で競馬した中で6着と頑張っていますし、北海道シリーズの臥牛山特別で、しっかり上がり最速で勝ち上がってきました。2400mがどうかは分かりませんが、全然人気がないので覚えておきたい1頭です。 グリーンエナジー(想定3番人気・10.7倍) 頭で狙う3つの条件がそろう、ロブチェン以外の1頭です。後方からの末脚型で、神戸新聞杯には合いそうなタイプ。この馬については今週中にしっかり考えます。 🎯 5. まとめ 🔥「ロブチェンはさすがに凡走するとは考えられない。でも3冠となると、話は別」 今回ロブチェンは、さすがに凡走するとは考えられません。2冠をしっかり制覇している馬は歴史的にも別格ですし、それが小差でも、強いことには間違いない。ダービーも、決してロブチェンに向いた流れではなかったはずです。阪神の神戸新聞杯は、そもそも1番人気が崩れにくいレースです。 神戸新聞杯では、怪しくありません。でも3冠となると、話は別です。菊花賞の3000mを勝ちきれるかは、まだ分かりません。ピンチなのは今週ではなく、菊花賞のほうです。 だから今週の狙いは、相手のほう。 ゴーラッキー (想定4番人気)… 2勝クラス突破済み。香港ジョッキークラブトロフィーで古馬に完勝 エイシンインアウト (想定11番人気)… 直近5走の指数が全体2位。ルスツ特別を大外から0.8秒差