スプリンターズステークス2026 追い切り後の陣営コメントまとめ|スターアニス陣営が「距離より気になる」と話したもの
2400メートルから、いきなり1200メートル。 桜花賞馬🐴スターアニスの陣営に、いちばん聞きたかったのはそこでした。 ところが高野友和調教師の答えは、距離短縮は「問題ない」。 気になっているのは、距離よりも道悪 だそうです。 雨続きの中山で、各陣営は何を口にしたのか。 9月23日(水)の最終追い切りと、そのあとの会見から、人気の3頭を中心にまとめます。 人気の3頭 🐴パンジャタワー(牡4・松山弘平騎手) 最終追い切りは24日(木)。 1週前は坂路で松山騎手が乗り、4ハロン52秒5、ラスト12秒3で併せ馬に先着しています。 橋口慎介調教師は、叩いての上積みをはっきり口にしました。 キーンランドカップ2着は「前哨戦としては良かった」。 使ったことで馬体の張りも動きも変わり、「状態は上がっています」。 1200メートルは「ベストの距離」。 中山の1200メートルは初めてですが、直線の坂は歓迎。 そして 「今の荒れた馬場も良いと思います」 と、雨の馬場を前向きにとらえています。 最後は「勝てると思ってレースに臨みます」。 五十嵐助手も、松山騎手が「もう一度、パンジャタワーとGⅠを勝ちたい」と話していると明かしています。 叩いて上向き、1200メートルはベスト、荒れた馬場もOK。 3頭の中で、馬場の悪化をいちばん前向きに語った陣営です。 🐴スターアニス(牝3・ルメール騎手) 最終追い切りは23日(水)の栗東坂路。 馬なりで 4ハロン54秒2、ラスト11秒8 。 ラスト1ハロンは、この日いちばん速い時計でした。 高野調教師によると、負荷をかけたのは1週前。 初めて乗るルメール騎手にまたがってもらい、「非常に感触が良かった」。 今週は「いいリズムで走らせて、無理なく上がってこられれば」という狙いで、その通りの動きだったそうです。 オークス12着については、2400メートルをこなす力はあると信じていたうえで、「肉体をコントロールするメンタル」を調整しきれなかった、と振り返っています。 秋華賞ではなくここを選んだのは、前向きな気性と血統、そして2戦目に1200メートルを使ったときの走りが良かったから。 中山については「どこからでも届く」「坂があるのもいい」。 グランアレグリアの名前を出して、「スターアニスもそうであると信じている」とまで話しています。 そのうえで、ひとつだけ本音がこぼれました。 「道悪は正直、やってみないと分からない。距離よりも道悪の方が気になっています」 距離短縮には自信。気にしているのは雨。 週末の天気が、そのままこの馬の材料になります。 🐴フリッカージャブ(牡4・西村淳也騎手) 最終追い切りは23日(水)の栗東坂路。 単走の馬なりで 4ハロン53秒5、ラスト12秒0 。 中2週なので「53、54ぐらいで、しまい少し気合をつける程度」という指示で、その通りだったそうです。 西園翔太調教師が挙げた強みは、スタートダッシュとスピード。 年明けのオーシャンステークス6着のあと、気温が上がるにつれて体調が上がり、体も大きくなった、と成長を語っています。 中山は「オーシャンステークスは外枠から勝ちにいく競馬をして、差はなかった」ので、コースの心配はしていません。 希望ははっきりしていて、 「できれば今回は内枠になればと考えています」 、そして 「この馬のスピードを生かすんだったら馬場はいい方がいいかなと思います」 。 乗り替わりについては、「乗り方についての指示はありませんが、癖だけは伝えておこうと思っています」。 開業して初めて重賞を勝たせてくれた馬で、GIに挑めるのは「嬉しいこと」だそうです。 状態はいつも通り。希望は内枠と良い馬場。 枠順と天気の両方で、評価が動く馬です。 想定4〜11番人気 🐴ウインカーネリアン (9歳・三浦皇成騎手) 美浦Wで5ハロン68秒3、ラスト11秒4。僚馬を追いかけて併入。 鹿戸雄一調教師は「満点に近い追い切り」、体調は「昨年よりも」良いと話しています。 ハナにはこだわらず、前に1、2頭置いて運びたい考え。 ただ中山の馬場は「あまりいい馬場じゃないので、合っているかどうかは難しいところ」。 🐴ルガル (6歳・鮫島克駿騎手) 栗東坂路で4ハロン54秒2、ラスト12秒0。 杉山晴紀調教師は、海外帰りの影響は「ない」とはっきり言い、状態は勝ったときと「同じぐらい」。 「GIホースの意地を見せたい」とのこと。 🐴ピューロマジック (5歳・岩田望来騎手) 栗東CWで4ハロン52秒6、ラスト11秒6。 安田翔伍調教師は、レース経験を重ねて「人の求めることを理解してきた」と気性面の成長を挙げる一方で、 「使ってきた消耗は感じます」 とも。 目標は前回からの体調の「維持」。戦い方は「スピードを生かすしかない」。 🐴サウンドモリアーナ (4歳・吉田隼人騎手) 実質の追い切りは20日(日)の坂路で、23日は軽め。 武英智調教師は「中間も緩めずきています」「思っている以上に成長してくれています」。 「自在性がある」ので、同型の多いメンバーでも対応できると見ています。 🐴ジューンブレア (5歳・坂井瑠星騎手) 実質の追い切りは19日(土)。ここを目標に半年ぶりの仕上げで、残る課題は「テンションだけ」。 🐴ワールズエンド (5歳・津村明秀騎手) 担当の厩務員が「追い切り本数を重ね、着実に上昇している」と話しています。 津村騎手は20日に目をけがしましたが、「何とか今週は競馬に乗れそう」とのことです。 そのほかの陣営 馬 陣営の言葉 🐴エーティーマクフィ 「数を使っているけど体も衰えていない」「どんな流れでも最後使える脚は同じ」 🐴アイサンサン 「今回の方が状態的には上向き」「最終週の中山6ハロンは楽しみ」 🐴レッドモンレーヴ 「前走後は消耗が全くなかった」。ゲートの練習は毎日している 🐴ブラックチャリス 夏も使っているので「ガス抜き程度」。「経験したことのないペースになる。出たなりで」 🐴ペアポルックス 夏負けから「やっといつものペアポルックスが戻ってきた」。できれば内めの枠 陣営の言葉を並べると見えること ⭐ 雨と枠で割れる3頭 馬場が悪くなって歓迎なのはパンジャタワー、「気になる」のはスターアニス、「いい方がいい」のはフリッカージャブ。 枠の希望を口にしたのはフリッカージャブ(内枠)とペアポルックス(内め)。 状態の上向きを明言したのはパンジャタワー、スターアニス、ウインカーネリアン、アイサンサン。 反対に、消耗を自分から認めたのはピューロマジック。 人気の3頭は、どの陣営も状態への不安を口にしていません。 そうなると、差がつくのは状態ではなく 週末の馬場と、木曜に決まる枠順 。 陣営の言葉は、そこに向けて読むのがいちばん馬券に近い使い方です。 🐧れんちゃんの見立ては、動画「れんちゃんのひとりごと」でお話ししています。