京成杯オータムハンデキャップ2026 データ分析
📋 1. 要約 🔥 1番人気は10年で5勝。ところが2着に入ったことは、一度もありません。 過去10年、1番人気の成績は5 0 1 4。勝率50.0%はG3としてかなり高い数字です。 にもかかわらず2着は0回、3着も1回だけ。 勝つか、掲示板の外へ消えるか。 この馬に「そこそこの結果」がありません。 だから三連単は荒れます。10年で9回が万馬券。 2025年はホウオウラスカーズが13番人気で勝ち、93万4,100円がつきました。 頭が堅いのに配当が跳ねる。この矛盾の答えは、ラップに出ています。 前半3ハロン 34.62秒 / 上がり3ハロン 34.59秒(差0.03秒) 前半4ハロン 46.06秒 / 後半4ハロン 45.99秒(差0.07秒) 前半と後半が、ほとんど同じ速さです。 12秒4で出たあとは11秒4前後が5ハロン続き、最後に11秒7で止まる。 どこかで緩んで、どこかで一気に速くなる、という起伏がありません。 最初から最後まで同じ速さで削り合う消耗戦です。 起伏の無いレースでは、脚を溜める意味が薄くなります。 上がり最速の馬は10年で3勝。悪くありませんが、 上がり6位以下からも3勝 出ています。終いの速さだけでは足りません。 逃げ切りは10年で1回だけ。後方待機は45頭走って勝ち星ゼロ。 勝ち星がいちばん多いのは中団の6勝です。 前に行きすぎても、待ちすぎても届かない。 中団から、平均くらいの脚で押し切る。 これが中山マイルの勝ち方です。 そしてもう一つ。ハンデ戦なのに、軽ハンデ馬が走っていません。 🏇 第71回 京成杯オータムハンデキャップ(サマーマイルシリーズ) 🏟️ 中山競馬場 芝1600m(外回り) 📅 2026年9月5日(土) 🎖️ 3歳以上 G3・ハンデ 📊 データ範囲:2016〜2025年の10年 💰 2. 配当 📊 過去10年の配当 年 単勝 馬連 馬単 三連複 三連単 25 8,950円 51,340円 107,070円 88,130円 934,100円 24 150円 13,740円 15,690円 35,250円 160,680円 23 370円 2,260円 3,710円 9,260円 33,920円 22 470円 14,850円 21,320円 40,450円 235,180円 21 1,540円 24,320円 48,260円 24,750円 238,060円 20 720円 2,050円 4,790円 23,350円 85,830円 19 720円 3,230円 5,760円 39,070円 180,560円 18 330円 1,180円 1,740円 1,280円 5,960円 17 300円 4,050円 6,460円 13,920円 68,880円 16 280円 2,280円 3,470円 3,940円 19,430円 💡 単勝は10年のうち8年が1,000円未満。頭は素直に決まっています。 それでも三連単が万馬券にならなかったのは2018年(5,960円)の一度だけです。 このズレが、このレースの正体です。 勝ち馬は人気サイド、2着3着に人気薄。 2025年の8,950円と2021年の1,540円という例外はありますが、 基本の形は「堅い頭・荒れた紐」 で固定されています。 馬連が1万円を超えた年が4回。三連複は7回。 軸を1頭に決めて、下は広く取る。この配当構造はそう言っています。 🏟️ 3. 枠順・馬番・年齢 📊 枠番別成績(過去10年) 枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1枠 2 0 3 11 12.5% 12.5% 31.3% 2枠 1 3 1 13 5.6% 22.2% 27.8% 3枠 1 0 2 16 5.3% 5.3% 15.8% 4枠 0 0 2 17 0.0% 0.0% 10.5% 5枠 4 1 0 13 22.2% 27.8% 27.8% 6枠 1 1 0 17 5.3% 10.5% 10.5% 7枠 1 1 1 17 5.0% 10.0% 15.0% 8枠 0 4 1 15 0.0% 20.0% 25.0% 5枠が10年で4勝 。勝率22.2%は他の枠の3倍以上です。 1着シェアで見れば40.0%。10年のうち4年は、5枠から勝ち馬が出ています。 反対に 8枠は10年で勝ち星ゼロ (0 4 1 15)。ただし2着が4回あり、複勝率は25.0%。 外枠は「勝てないが絡む」枠として扱うのが数字に合っています。 4枠も0 0 2 17で勝ち星なし。内でも外でもない中間の枠が、いちばん凹んでいます。 📊 馬番別成績(4頭区切り) 馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1〜4番 3 3 5 28 7.7% 15.4% 28.2% 5〜8番 1 0 3 36 2.5% 2.5% 10.0% 9〜12番 6 4 0 27 16.2% 27.0% 27.0% 13〜16番 0 3 2 28 0.0% 9.1% 15.2% 9〜12番のバンドが10年で6勝、連対率27.0%。全バンドで最上位です。 なかでも 10番は9頭しか通っていないのに5勝 (5 1 0 3)。 母数が小さいので数字を鵜呑みにはできませんが、 勝ち馬10頭のうち5頭が同じ馬番から出ているのは、偶然として片づけにくい偏りです。 いちばん悪いのは5〜8番の1 0 3 36。40頭走って連対1回、複勝率10.0%です。 📊 年齢・性別・所属 項目 着別度数 勝率 連対率 複勝率 3歳 2 1 1 17 9.5% 14.3% 19.0% 4歳 1 0 2 25 3.6% 3.6% 10.7% 5歳 6 3 5 35 12.2% 18.4% 28.6% 6歳 0 6 2 27 0.0% 17.1% 22.9% 7歳以上 1 0 0 15 6.3% 6.3% 6.3% 牡・セン 6 4 8 88 5.7% 9.4% 17.0% 牝 4 6 2 31 9.3% 23.3% 27.9% 関東馬 5 5 3 63 6.6% 13.2% 17.1% 関西馬 5 5 7 56 6.8% 13.7% 23.3% 💡 5歳馬が10年で6勝 。1着シェア60.0%で、勝ち馬の過半数を占めています。 複勝率28.6%も全年齢で最上位です。 対照的なのが6歳馬。 0 6 2 27で勝ち星ゼロ、2着だけが6回 。 複勝率22.9%は決して低くありません。走ってはいるのに、勝ち切れない。 5歳と6歳のあいだに、はっきりした線が引かれています。 4歳馬も1 0 2 25で複勝率10.7%。ここは意外と手薄です。 マイルG3で4歳が凹むのは珍しく、 斤量を課されはじめる年齢とこのコースの消耗戦が噛み合っていない、と読めます。 牝馬は43頭ぶんの出走で連対率23.3%。牡・セン馬の9.4%を大きく上回ります。 頭数は少ないぶん率が跳ねやすい数字ですが、 2025年ホウオウラスカーズ、2020年トロワゼトワルと、牝馬の勝ち馬は実際に出ています。 東西の差はありません。関東5勝・関西5勝で、勝率も6.6%対6.8%です。 🏃 4. 脚質とペース 【ペースの傾向・過去10年平均】 勝ち時計 1分32秒05 前半3ハロン 34.62秒 前半4ハロン 46.06秒 後半4ハロン 45.99秒 ← 前半との差はわずか0.07秒 上がり3ハロン 34.59秒 逃げ馬の平均着順 5.5着 10年すべて良馬場での施行です。前半と後半がほぼ同じ速さで流れる、均衡したラップが続いています。 📊 脚質別成績 脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 逃げ 1 2 0 8 9.1% 27.3% 27.3% 先行 3 4 6 25 7.9% 18.4% 34.2% 中団 6 1 4 44 10.9% 12.7% 20.0% 後方 0 3 0 42 0.0% 6.7% 6.7% 勝ち星がいちばん多いのは中団の6勝。1着シェア60.0%です。 一方で複勝率は先行が34.2%で最上位。 勝ちに行くなら中団、堅く3着以内を拾うなら先行 という分かれ方をしています。 逃げは1 2 0 8。平均着順5.5着で、粘れる年とあっさり飲まれる年に割れます。 2019年トロワゼトワル、2020年トロワゼトワルは、どちらも前々から押し切った形です。 後方待機は45頭走って勝ち星ゼロ (0 3 0 42)。 2着が3回あるだけで、複勝率6.7%。ここは明確に割に合いません。 📊 上がり3ハロン順位別成績 上3F順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1位 3 2 0 5 30.0% 50.0% 50.0% 2位 2 1 2 8 15.4% 23.1% 38.5% 3位 1 0 0 6 14.3% 14.3% 14.3% 1〜5位計 7 4 6 38 12.7% 20.0% 30.9% 6位以下 3 6 4 81 3.2% 9.6% 13.8% 💡 上がり最速は10年で3勝、複勝率50.0%。効いてはいます。 ただし他の重賞ほど極端ではありません。 注目したいのは 6位以下からも3勝出ている ことです。 94頭で3勝ですから率は3.2%と低いものの、 「終いが速くないと絶対に来られない」レースではない、という証拠にはなります。 2019年トロワゼトワルは上がり13位で勝っています。逃げ切りでした。 2020年も上がり8位での勝利です。 中山マイルは、脚を溜めた馬が最後に伸びるレースではありません。 前半から同じ速さで流れるぶん、位置を取れた馬がそのまま押し切る形も残ります。 上