この1年で伸びた騎手ランキング|複勝で買う騎手、単勝で買う騎手|タイガーAI
荻野極騎手の乗った馬は、2022年、同じオッズの馬より3着以内に来る率が3.3ポイント低かった。そこから4年続けて上がり、2026年(10月4日まで)は6.1ポイント高い。勝率は直近12か月で13.2%、その前の2年は8.1%でした。 3着以内には人気ほど持ってこないのに、勝ち切る率だけは人気以上という騎手もいます。複勝で買う騎手と単勝で買う騎手は、同じ顔ぶれになりません。 直近12か月(2025年10月5日〜2026年10月4日)と、その前の24か月を、93人で比べました。直近で150回以上、その前に200回以上乗っている騎手です。 3着以内に持ってくる率が伸びた5人 物差しは「差」です。その騎手の3着以内率から、同じ単勝オッズの馬が平均して3着以内に来る率を引きました。プラスなら、人気以上に持ってきています。いい馬に乗れば3着以内率は上がるので、率そのものでは比べられません。 騎手 その前の差 直近の差 伸び 複勝100円の戻り(前→直近) 勝率(前→直近) 直近の騎乗数 吉田隼人 −3.3 +2.4 +5.8 59円→90円 5.5%→6.9% 362 富田暁 −2.6 +2.0 +4.6 52円→76円 4.0%→4.7% 490 河原田菜々 −2.8 +1.4 +4.2 49円→72円 2.1%→4.5% 377 荻野極 +1.6 +5.6 +4.0 83円→99円 8.1%→13.2% 620 岩田望来 0.0 +3.4 +3.4 79円→88円 12.4%→17.8% 824 開催日を入れ替えて数え直しても、この5人の伸びはプラスのままでした。ただ、93人を並べれば、たまたまでも4〜5人はそうなります。下の表は、年ごと(1〜12月。2026年は10月4日まで)の差です。 騎手 2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 吉田隼人 −0.6 −1.5 −6.1 +0.3 +1.9 富田暁 +0.4 −2.4 −4.3 +4.4 +1.6 河原田菜々 - +0.6 −3.5 −2.6 +1.2 荻野極 −3.3 −2.3 +1.4 +2.8 +6.1 岩田望来 +1.5 0.0 −0.1 +1.3 +3.1 「-」は、その年の騎乗が100回に満たない年です。 4年続けて上がっているのは荻野極だけです。岩田望来は2024年の−0.1から2年続けて上げました。 吉田隼人(2024年−6.1)、富田暁(−4.3)、河原田菜々(−3.5)は、3人とも2024年が底で、2026年はそこから戻した数字です。 勝ち切る率で並べると、顔ぶれが変わる 同じことを勝率でやります。勝率から、同じ単勝オッズの馬の平均勝率を引いた数字で、ここでは「勝ち差」と呼びます。 騎手 その前の勝ち差 直近の勝ち差 伸び 勝率(前→直近) 単勝100円の戻り(前→直近) 平均人気(前→直近) 田辺裕信 −0.6 +2.4 +3.0 8.1%→11.2% 66円→146円 6.3→6.1番人気 岩田望来 +0.7 +3.3 +2.6 12.4%→17.8% 94円→114円 5.1→4.2番人気 吉田隼人 −1.8 +0.6 +2.4 5.5%→6.9% 57円→79円 7.2→7.8番人気 小林美駒 +0.6 +2.8 +2.3 7.4%→10.8% 94円→90円 7.7→6.8番人気 嶋田純次 −0.8 +1.4 +2.3 2.4%→4.7% 24円→134円 10.6→10.4番人気 斎藤新 −0.2 +1.9 +2.1 5.9%→9.5% 82円→141円 8.0→7.0番人気 舟山瑠泉 −0.4 +1.6 +2.0 5.0%→9.5% 45円→91円 8.3→7.2番人気 河原田菜々 −0.8 +1.1 +1.9 2.1%→4.5% 32円→37円 10.0→9.8番人気 小林美駒騎手は、3着以内の差だと93人中81位(−2.0)です。ところが勝ち差は+2.8で3位。勝率は2023年3.5%、2024年7.1%、2025年8.2%、2026年11.6%と毎年上がっています。 2着3着は人気ほど拾えていないのに、勝つほうは人気以上に勝っている。直近12か月の単勝100円の戻りは90円、複勝は71円です。買うなら複勝より単勝の騎手です。 3着以内に持ってくる率が下がった5人 同じ表を、下げ幅の大きい順に並べます。 騎手 その前の差 直近の差 下げ幅 複勝100円の戻り(前→直近) 勝率(前→直近) 直近の騎乗数 中井裕二 +1.8 −3.6 −5.4 58円→47円 3.5%→3.1% 226 亀田温心 −0.5 −5.9 −5.4 62円→42円 5.3%→4.8% 312 小林脩斗 +2.7 −2.1 −4.9 91円→35円 1.3%→0.5% 196 横山琉人 +2.0 −2.4 −4.4 70円→64円 6.0%→4.8% 583 黛弘人 +1.9 −2.4 −4.3 87円→53円 2.5%→1.3% 236 騎手 2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 中井裕二 −4.6 +2.0 +1.2 −0.5 −2.9 亀田温心 −2.2 +0.4 +0.5 −2.4 −7.0 小林脩斗 −1.1 −3.5 +2.1 +2.4 −2.0 横山琉人 −1.5 +0.3 +1.7 +1.4 −2.6 黛弘人 +1.2 +0.1 +1.5 +1.6 −2.5 5人のうち4人は、その前の24か月は差がプラスでした。人気以上に持ってきていた騎手が、この1年は人気を下回っています。 伸びた騎手は次の年も買えるのか、下げた騎手は外すべきか 2022年から2025年まで、毎年10月の時点で同じランキングを作り、上位10人の次の12か月を追いました。4回ぶん、のべ40人です。右端の人数は、次の12か月に50回以上乗った騎手だけで数えています。 その時点での分け方 次の12か月の差 勝ち差 単勝100円の戻り 複勝100円の戻り 勝ち差がプラスだった人数 3着以内の伸び 上位10人 +0.6 0.0 74円 71円 21人/40人 勝ちの伸び 上位10人 +0.4 +0.1 73円 71円 23人/39人 3着以内の下げ 上位10人 +0.2 −0.3 69円 75円 14人/40人 真ん中の騎手 +0.3 0.0 73円 73円 120人/257人 その時点の勝ち差 上位10人 +0.5 +0.7 82円 75円 29人/40人 伸びの上位10人は、次の12か月の差が+0.6。真ん中の騎手は+0.3で、ほとんど変わりません。勝ちの伸びで選んでも勝ち差は+0.1でした。伸びた騎手を次の年に買っても、ほかの騎手を買うのと変わりません。 下げた10人も、次の12か月の差は+0.2。真ん中の騎手は+0.3です。 違いが残ったのは、その時点で勝ち差が大きかった10人です。次の12か月も勝ち差は+0.7、のべ40人のうち29人がプラスでした。単勝100円の戻りは82円で、真ん中の騎手の73円より9円高い。100円には届きません。 いま、勝ち差が大きい15人 直近12か月の勝ち差の順です。右の2列は、同じ騎手の3着以内の差と複勝の戻りです。 順 騎手 騎乗数 勝率 同じオッズの平均勝率 勝ち差 単勝100円の戻り 3着以内の差 複勝100円の戻り 1 岩田望来 824 17.8% 14.5% +3.3 114円 +3.4 88円 2 荻野極 620 13.2% 10.3% +2.9 93円 +5.6 99円 3 小林美駒 400 10.8% 7.9% +2.8 90円 −2.0 71円 4 田辺裕信 322 11.2% 8.8% +2.4 146円 +2.2 94円 5 C.ルメール 600 29.7% 27.5% +2.1 81円 +1.8 84円 6 斎藤新 694 9.5% 7.6% +1.9 141円 −0.7 82円 7 横山和生 597 13.6% 11.7% +1.9 106円 −0.5 74円 8 松山弘平 850 16.8% 15.0% +1.8 78円 −0.1 75円 9 舟山瑠泉 516 9.5% 7.9% +1.6 91円 +2.6 86円 10 浜中俊 365 10.4% 8.9% +1.5 121円 +1.3 85円 11 嶋田純次 254 4.7% 3.3% +1.4 134円 +3.0 106円 12 酒井学 491 4.7% 3.4% +1.3 122円 +0.7 73円 13 西塚洸二 454 7.0% 5.9% +1.2 87円 +1.2 84円 14 河原田菜々 377 4.5% 3.4% +1.1 37円 +1.4 72円 15 荻野琢真 168 3.6% 2.5% +1.0 53円 +2.5 108円 15人のうち、3着以内の差がマイナスなのは4人(小林美駒、斎藤新、横山和生、松山弘平)。この4人は、勝ち差はプラスで、3着以内の差はマイナスです。 どのオッズで勝っているか 直近12か月を単勝オッズで3つに分けました。 荻野極 5倍未満(124回):勝率32.3%・同じオッズの平均26.2%・勝ち差+6.0・単勝94円/3着以内の差+5.6・複勝93円 5〜20倍(303回):勝率12.9%・同じオッズの平均9.1%・勝ち差+3.8・単勝121円/3着以内の差+6.9・複勝103円 20倍以上(193回):勝率1.6%・同じオッズの平均2.0%・勝ち差−0.5・単勝50円/3着以内の差+3.7・複勝98円 3着以内の