日本ダービー 2026 データ分析
二冠を取った馬は、皐月賞とは別の馬だった——ロブチェン日本ダービー回顧 ロブチェン、強い。 皐月賞からダービー、もうこの馬の話しかしてないですよ、れんちゃんは。なぜかっていうと、 同じ馬が、まったく違う脚質で、世代の頂点を二回獲った 。これ普通じゃないんですよ、これが。 普通、二冠馬って「強い馬が強いまま勝った」だけなんです。皐月賞も逃げて勝った、ダービーも逃げて勝った、みたいな。でもロブチェンは違う。 皐月賞では1番手から1番手で逃げ切ってレコード 、 ダービーでは中団から差し切り 。 脚質が180度違うんですよ、これが。 皐月賞のロブチェン、ダービーのロブチェン 数字を並べてみましょう。 皐月賞2026(中山芝2000m・4月19日) 1着 ロブチェン(1番人気・松山弘平) タイム:1:56.5(レコード) 通過順:1 1 1 1(逃げ切り) 日本ダービー2026(東京芝2400m・5月31日) 1着 ロブチェン(1番人気・松山弘平) タイム:2:22.7 通過順:9 10 9 8(中団差し) 上がり3F:33.2 通過順、見えますか? 「1 1 1 1」と「9 10 9 8」。これ、別の馬じゃないかってレベルで違う。皐月賞は文字通り「ハナを叩いて4コーナーまで先頭」、ダービーは「9番手から後ろ目に下げて、4コーナーで上がって直線勝負」。 普通の馬は逃げ馬なら逃げる、差し馬なら差す。脚質ってそういうもんなんですよ。でもロブチェンは コースと展開を見て、勝てる形を選んでる 。これが二冠馬の格ってやつなんですけどね、これが。 松山弘平、ダービー初制覇 ここね、れんちゃんが触れたいんですけど。 松山弘平騎手が、ダービーを勝った。 1番人気で 。これ、騎手の格が一段上がる瞬間です。地方出身でもなく、外国人でもなく、地味に積み上げてきた職人ジョッキーが、二冠の手綱を取り続けて両方とも勝った。 皐月賞のレコード勝ちも凄かった。でもダービーで「逃げ切れない展開」を察知して、中団に下げる判断ができた。これが大きい。 馬が変わったんじゃなくて、騎手が脚質を選んだ んですよ、これが。 呼ばれてる気がするんですよね、こういう瞬間って。「あ、今この馬と騎手は次のステージに行った」って空気が漂ってる。データじゃ説明できないけど、競馬を見続けてる人間にはわかる。 バステール、18番手から3着——あれは何だったのか 3着のバステール、11番人気。馬券買ってた人いますか?れんちゃんはいませんよ、当然。 でもこの馬の通過順、見てください。 バステール(11番人気・川田将雅)の異常データ 通過順:18 18 2 2 上がり3F:34.0 馬体重:464kg(+4) 着差:3着・3/4馬身差 最後方ピッタリから、3コーナーで2番手まで上がってる。これ、マクリです。それも超ロングマクリ。残り800mで全頭ぶち抜いて先頭付近まで上がってる。 普通こんなことしたら、直線で脚が止まる。でもバステールは止まらなかった。3/4馬身差の3着。 18番手→2番手→3着 って、競馬の教科書には載ってない動きなんですよ。 川田将雅という騎手の腕、それを信じて動いた馬の体力。 11番人気は格付けの問題じゃなくて、人気の問題 ってことを叩きつけられた一戦でした。 このマクリが生んだ高配当 3連単:17 13 5 = 47,050円(140番人気) 3連複:5 13 17 = 14,280円(49番人気) 買えた人は人生の運を使い切ってますよ、これは。 武豊、ゴーイントゥスカイ、上がり最速32.8——なのに4着 武豊さんね、ゴーイントゥスカイで4着。3番人気で、上がり3F 32.8。 上がり最速 ですよ、最速。それで4着。 なぜかっていうと、通過順が「15 14 15 15」。後ろから行きすぎた。中団のロブチェンの後ろから出てきたけど、届かなかった。0.1秒差。 武豊・ゴーイントゥスカイ(3番人気)の悲劇 着順:4着 タイム:2:22.8(勝ち馬と0.1秒差) 上がり3F:32.8( 出走馬中最速 ) 通過順:15 14 15 15 これ、競馬の残酷さです。馬の脚は十分あった。でも位置取りで間に合わなかった。 33秒切る末脚を持ってても、東京2400で15番手は遠すぎる ってことなんですよ、これが。 武豊さんが下手だったわけじゃない。むしろ「もっと前で運べたら勝ってた」って読み取れるレース。次の菊花賞か、秋の天皇賞か、この馬は化けると思います。 ダービーで人気を裏切った馬——リアライズシリウス ここ、ちょっと触れときたい。 リアライズシリウス。 皐月賞2着 から、 ダービー2番人気 で挑んで、結果は 7着 。 リアライズシリウスの落差 皐月賞:2着(4番人気・通過2 2 2 2) ダービー:7着(2番人気・通過2 2 1 1) ダービー上がり3F:34.6(鈍) 期待されたんですよ、この馬。皐月賞でロブチェンに3/4馬身まで詰めて、ダービー本番では「東京コース替わりで逆転」って読みもあった。 でも、できなかった。 これが東京2400の難しさです。皐月賞でロブチェンを楽に逃がしたツケが回ってきた、とも言える。中山では届く距離が、東京では届かない。コース適性って、こうやって残酷に出る。 れんちゃんの結論 第93回日本ダービー、れんちゃんの結論はこうです。 ロブチェンは強い。でもそれ以上に、松山弘平が強かった 。 二冠を取るには、馬の力だけじゃ足りない。レースごとに勝てる形を選び抜く頭脳が必要です。それを松山弘平が両方で見せた。これが、今年のダービーの本質なんですよ、これが。 秋の菊花賞、見たいですよね。3冠かかるんですから。 ロブチェンが菊花賞で「また違う脚質」で勝ったら、それはもう歴史です 。 れんちゃんは見届けます。馬券は…3連単140番人気は無理でしたから、菊花賞で取り返しに行きますわ。 参考になったらXでシェア → @tigeraikeiba