🐴サトノシャイニング|10か月半ぶり。不安3つに、全部答えがあります
れんちゃんです。中京記念に、サトノシャイニングが帰ってきます。 昨年の日本ダービーで4着、毎日王冠で3着。世代トップで戦ってきた馬が、約10か月半ぶりの実戦です。 ただ帰ってくるだけでは終わりませんよ。れんちゃんはこの馬、 圧勝 を見ています。 不安は3つあります。10か月半のブランク、初めてのマイル、調教のムラ。その3つに、全部答えがあるんですよ。 ここまでの戦績 杉山晴紀厩舎の牡4歳。父はキズナ、母はスウィーティーガールです。 年月日 レース 格 距離 着順 騎手 斤量 タイム(着差) 2024/09/22 中京・2歳新馬 芝2000m 1着 松山弘平 55.0kg 2:04.3 ( 0.3s) 2024/11/16 東京・東京スポーツ杯2歳S G2 芝1800m 2着 松山弘平 56.0kg 1:46.9 (0.1s) 2025/02/09 京都・きさらぎ賞 G3 芝1800m 1着 西村淳也 57.0kg 1:47.0 ( 0.5s) 2025/04/20 中山・皐月賞 G1 芝2000m 5着 西村淳也 57.0kg 1:57.4 (0.4s) 2025/06/01 東京・日本ダービー G1 芝2400m 4着 武豊 57.0kg 2:24.1 (0.4s) 2025/10/05 東京・毎日王冠 G2 芝1800m 3着 武豊 55.0kg 1:44.2 (0.2s) 2024年9月、中京の芝2000mの新馬戦を勝ち上がりました。次の東京スポーツ杯2歳ステークスで2着、明けて2月のきさらぎ賞で重賞を獲っています。 クラシックでも落ちませんでした。皐月賞5着、日本ダービー4着。世代の上位で戦い切っています。 そして古馬との初対戦になった昨年10月の毎日王冠で3着。相手は強豪の古馬でした。ここで地力を見せています。 毎日王冠のあとは無理に使わず、長期の放牧に入りました。秋の大舞台を見据えて、その復帰戦に選ばれたのが中京記念です。 ひとつめ。ブランクは不安になりません 7月に栗東へ帰厩して、調整が始まりました。 7月16日の栗東坂路が復帰後の1本目です。単走の馬なりで4ハロン56秒5、ラスト1ハロン12秒4。足慣らし程度の時計でした。 ただ、動きが良かったんですよ。力強いアクションで、加速もスムーズでした。 そして休養前と比べて、 以前の走りにあった無駄な力みが消えています 。気持ちが落ち着いて、心身ともにひとつ大人になった、ということですね。 トラックマンや陣営の取材に基づく評価も揃っています。帰厩後は順調に追い切りを重ねていて、動き自体は高い水準にある。そのうえでこの馬は 鉄砲が利くタイプ だと分析されています。 休み明けでも力を出せる馬なんです。だから10か月半のブランクは、大きな不安になりません。 ふたつめ。初マイルは、むしろ追い風です 今回はキャリアで初めての芝1600mです。これまでは1800mから2400mで戦ってきました。 距離が縮まる。ここを不安に思う方が多いはずです。ですが、れんちゃんは逆に見ています。 中京の芝1600mは、スタートしてすぐ向正面の緩やかな坂を登ります。そこから3〜4コーナーにかけて下って、最後に412.5mの長い直線と急坂が待っています。 ペースが緩みにくくて、 持続力の勝負になりやすい コースなんですよ。マイルだからといって、スピードだけで押し切れる形にはなりません。 父はキズナ。パワーと持続力に長けた血統です。 それに、この馬は中京で勝っています。2歳のときの新馬戦、芝2000mでの力強い勝利でした。急坂もタフな馬場も、すでに経験済みです。 この坂を、この馬は覚えていますよ。 単なるスピード競馬になりにくい中京のマイルは、距離短縮に挑むこの馬にとって追い風になります。 みっつめ。調教のムラは、ひと追いでカバーできます もともと調教ではムラがあるタイプです。ここは正直に書いておきます。 8月5日の1週前追い切りは、栗東CWコースで単走。鞍上はJ.コレット騎手でした。 調教日 コース 形態 時計・ラップ 評価 2026/07/16 栗東坂路・良 単走・馬なり 4F 56.5 3F 40.0 2F 25.3 1F 12.4 足慣らしも力強い走りで無駄な力みが抜ける 2026/08/05 栗東CW・良 単走・一杯 6F 81.2 5F 65.7 4F 50.7 3F 35.8 1F 11.0 終い重点にハードに追い切り、一変の余地を残す 全体で6ハロン81秒2、 ラスト1ハロン11秒0 。終いの伸び脚と加速力が出ています。 この1週前の時点では、集中力に若干の欠如が見られました。ですが、一杯に追われたことで身体にしっかり負荷がかかっています。 このひと追いで良化が進みます。 最終追い切りで集中力が続けば、仕上がりは完璧になりますよ。 鞍上はJ.コレット騎手 復帰戦は、J.コレット騎手との新コンビで挑むことが発表されています。 追い切りは段階的に負荷を高める形で進んでいて、中間も順調です。1週前をコレット騎手が跨いでいるので、当日までに馬をつかむ時間もあります。 🐧れんちゃんの結論 長期休養明けの状態は、極めて良好です。 帰厩後の調整で力みが解消されて、身のこなしと気配に確かな進境が出ています。1週前でしっかり負荷をかけたので、当日に向けて身体と精神が研ぎ澄まされてくる状態です。 10か月半のブランク、そして初マイル。課題があるのは確かです。ですが、その2つには鉄砲性能とコース適性という答えがあって、残るムラも1週前のひと追いで潰しにいっています。 不安は3つ。その3つに、全部答えがあります。 最終追い切りで集中力が保たれれば、重賞2勝目へ向けて好勝負ができます。れんちゃんは、そこからさらに上を見ていますけどね。 出遅れずに、この馬らしく走れれば。中京の坂は、味方です。